2015年7月22日水曜日

悲しい

夕方リードの販売中、悲しいことがありました。

生徒さんの音出しを聞いているとスラーが以前よりなめらかでない・・・





よく聞くと、1音ずつ瞬時に舌を付いてるようにも・・・

「息を止めないでスラーでね」


と言っても変化無しです。




??????

わたしが生徒さんの楽器で吹くと、




わたしもスラーが出来ない( ̄▽ ̄)


???????


左手の4の指で押さえるリングが飛び出ていて、音穴と指の間にホンのわずかな隙間が出来、息漏れが発生、音がヒックリ返りやすくなっていたのです。




それを恐れて生徒さんは無意識に、スラーを一音ずつ区切るように吹いていました。








わたしは10年ほど前に1年間、修理を勉強しました。

あれからボチボチ続けてるので、分厚すぎるcisキイのコルクなど3カ所をフェザーで調整。すると、スラーは楽にできるように、音の響きも増えました。


こんなちょっとしたことで、彼女は喜んで帰りました。



「学校に来られている楽器店さんが、授業中に調整しておいてくれたので・・・」


とのことですが、自分が下手だと思い込んで懸命に練習していた彼女の精神的苦労を思うと、悲しくなります。


同じような状況に何度も遭遇するので書きますが、リペアー学校の校長先生曰く、全国どこの修理学校もファゴットを使っての勉強をしないまま卒業されるそうです。





ということは、ファゴットを吹けない楽器店さんも多いと思います。

でしたらせめて、生徒さんに吹いてもらいながら調整していただきたいです。


個人の楽器でしたら、関東まで郵送するもよし、関西にも信頼のおけるお店はございます。ご興味ある方はご相談くださいね♫



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